「抗がん剤をやった患者はどんどん死んでいくのに、拒否した患者は生き続ける現実があったのです。私は抗がん剤で人を殺めてきたという深い自責の念があるのです。」(白川太郎)
白川先生の新刊本を読ませていただきました。
医者として、いやそれ以前に人として私たちは如何に生きるべきなのか?を深く考えさせられる書でありました。
白川先生は、2006年3月28日京都大学を懲戒免職にされています。
理由は、抗がん剤以外の本当にがんに効く治療法を研究したためです。
抗がん剤で死んでいく人を見るのはもうこりごりだ。
しかし、医者は「抗がん剤を止める」とは言わない。
患者も「俺を殺す気か!止めてくれ」と言わない。
患者は黙々と毎日ただ病院で腕を出して点滴を打って死んでいく。
それが30年も40年も続いて1000万人以上の人が抗がん剤で帰らぬ人になっている。
この事実をみんな知っていて誰も何も言わない。
おかしい。
そのように思った白川先生は「お前らいい加減にしろ。もうちょっと声を上げろよ。」 といえる人間として登場できるように末期がんの医者になると決めたといいます。
現代医学ではステージⅠ、ステージⅡのがん患者は5年生存率が90%。
しかし、ステージⅢは45%(5年生存率)。
ステージⅣになると7%(5年生存率)。
白川先生は、「ステージⅣのがん患者は病院に行かないでください」といいます。
今の病院では、それが治せないことが分かっているからです。
では、どうしたらいいのか、、、、?
もちろん!
そこまで言い切る白川先生にはそれだけの根拠と実績がおありです。
白川先生の最先端のがん治療法は、ステージⅣのがんも治すことも可能にしたのです。
私は、がん患者の方だけでなく、多くの人にこの本を手に取ってお読みになることをお勧めしたいと思います。
白川先生が人生を懸けて取り組んできたがん治療に関する一つの真実があるからです。
そして、それは、がんと人間の長い戦いに終止符を打つものであると言えるからです。
(続く)